|
小生の三本の投稿に対するご意見を拝読して対立ではなく相互理解のために思うところを再度投稿いたします。
himawariさんも動物行政に光をさんも少し早とちりされているようですのでまずその点から。
小生「手術はそれなりに費用がかかる」とは申し上げましたが、低料金でやっていらっしゃる先生方の技量を云々してはいません。読み返していただければその点はお解りいただけるかと思います。
手術をされている先生方の名誉にも係わることですからご確認いただきたい。
いま仮に猫の不妊去勢の手術をするとします。
それにかかる費用は、術前検査料(血算・血液生化学、心電図、胸部レントゲン,FIV・Felv検査等),麻酔料、手術料、抗生剤注射料、入院費等が挙げられます。本当の野良はノミだらけですからその駆除対策をしないと病院にのみを置いていかれてしまいます。したがってフロントライン代もかかります。
そのすべてをきっちりやると5,000円では原価割れを起こします(細かいことを言えばきりがなく、縫合糸ひとつとっても安いものと高いものでは値段は二桁違いますし、当然人件費もかかりますが、手術後の猫を表から見てもその違いは分かりません)。
低料金でやる場合このうちのどれかを省略することになります。麻酔薬、抗生剤、縫合材料なども安いもので行うことになります。そうしないと持ち出しが生じることになります。
きっちりやるとしてそこに生じる差額、これをどう解決するか?
考えられる答えは三つ、
1.病院が身銭を切る
2.持ち出し分を他の患者の治療費に乗せる
3.スポンサーを見つけて足りない分を出してもらう
もし1であるのならこの病院の経営者を奇特な方として尊敬する他ありません。
同時にここを利用している人たちは、自分たちが利用すれば利用するほど尊敬すべきその経営者の懐はどんどん寒くなることを銘記すべきかと思います。市外の低料金病院での手術が認められるのなら、これから先どんどん手術の数は増えるのですから。
2は論外でしょう。
3はそのスポンサーに礼状の一つも出さなければいけませんが、奥ゆかしいスポンサーはそれを善しとはしないでしょう。
現代獣医学のレベルからすれば、たとえ猫の不妊去勢手術であっても費用はそれなりにかかるのであり、そのレベル維持のために5,000円ではできないという獣医がいても別におかしくはなく、その先生が特に金もうけ主義であるわけではないということです。まっ、時々ありますがねどういう計算をしたらこの金額になるのかという病院も。
以上が手術にはそれなりの費用がかかると述べたことであり、繰り返しますが技量を云々したのではないということです。そこをお間違えなく。
蛇足ながら野良猫をうんと安く治療したり、無料で治療している獣医は案外たくさんいるものです。himawariさんや動物行政に光をさんがご存知ないだけです。
そういう先生たちはそれを売りものにしませんから一般には知られないだけのことです。
その他の点については別稿にいたします。
同時に書くと混乱を生じやすいためであり他意はありません。
この場を提供してくださる太田先生には一言感謝の意を表します。
ありがとうございました。
ラスプーチン
|
|